刑事事件における量刑と示談の関係について

民事事件と刑事事件

示談、話し合い

交通事故は、民事事件と刑事事件の2つの責任があります。
民事事件としての部分は、通常は保険会社同士で話し合いをして、双方が納得すれば、そこで示談となり、終了しますが、これはあくまでも、民法714条における不法行為責任(過失によって他人の身体や財物に損害を与えた場合は賠償する義務がある)を果たしたということになります。
では、刑事事件としての部分は、人身事故となってしまった場合です。交通違反で警察に捕まったことがある人は分かると思いますが、罰金を払う意味は、道路交通法に違反した犯人であり、その事実を認めますので、罰金刑で不服申し立てをしませんという意味になります。
人身事故の場合、怪我をした相手に量刑について言及することが可能になります。そのため、厳罰にして欲しいと言えば、重たくなりますし、怪我は大したことないし、相手の人も凄く反省していたので、刑は極力軽くしてあげて欲しいと言えば、不起訴となったりもします。
もちろん、打撲程度で交通刑務所に入れろと言ってもそうはなりませんが、交通事故の裁判については、裁判所側が被害者の声を量刑に加味することになります。

刑事事件としての量刑を減らすために

また、示談が出来ているか出来ていないかというのも、一つの指標となり、軽微なものでも悪質であれば、被害者は簡単に示談はしないでしょう。また、悪質で無くても、怪我の程度が大きければ長期間治療が必要となるでしょう。
つまり、裁判が行われるまでに和解していないということは、悪質(誠実な対応が出来ていない)または、重大な事故という判断がされ、重い量刑を受ける場合があります。このように、交通事故で人身事故になってしまった場合、被害者へ誠心誠意対応をすることと、早く和解することが、刑事事件としての量刑を減らすことに繋がります。